証券外務員の勉強法・独学のコツ

最終更新日:2016/10/04

証券外務員試験を独学で合格するためのコツをご紹介します。短期合格を目指して取り組むことが合格のポイントです。

この試験の特徴(出題傾向と対策)

この試験の特徴

  • (1)対策は暗記中心
  • (2)選択問題・マルバツ問題形式で出題され、記述で答える問題はない。
  • (3)70問出題と問題数は多いけれど、ほとんどの人は試験時間が余る。
  • (4)毎回、似たような問題が出題される。過去問がそのまま出ることも多い。
  • (5)他の受験者に関係なく、70%取れば必ず合格。(合格人数に制限がない)

独学のコツ

試験に受かるには、ある程度の意気込みと勉強時間の確保が必要だと覚悟して一気に勉強を仕上げてしまいましょう。外務員試験なら、何ヶ月も勉強する必要はありません。少しの期間の我慢です!!

2ヶ月後に受験することを目標に学習を始めましょう

証券外務員試験は、いつでも受験できるので、だらだら勉強していると、いつまでたっても受験の決心が付かなくなってしまいます。勉強する期間が長くなると、覚えたことを忘れていくだけです。試験に対する熱意も冷めてしまいます。長くても2ヵ月後に受験できるように短期決戦型で学習の計画を立てましょう。少し参考書を見て、「これはいける」と思う場合は、もっと短い期間、たとえば2週間先を目標にしてもかまいません。要領のよい人なら3日の勉強で受かる可能性もあります。

二種はなめてると落ちる

証券外務員試験はそんなに難しくないのですが、試験範囲が、ある程度広いので、しっかり勉強して覚えていかないと落ちる人います。難しくて落ちるというより勉強不足で落ちる感じです。一種は、二種より範囲が広いだけで、コツもわかっている人が受けるので、そういう落ち方をする人はあまりいません。

「簡単で、よく出る問題」を優先する

試験に出ない難しいところに時間をかけるより、簡単で試験によく出るところを重点的に学習しましょう。時間がない人は、難しくて、しかも、試験にあまり出ないところは切り捨ててしまいます。

これは、効率的に学習するための重要なポイントです。その見極めが出来ない人は、専門学校で学ぶという選択肢もアリです。
二種外務員試験の出る順リストはこちらの記事をご覧ください

覚える時間と演習問題を解く時間のバランスを

テキストを読んで学習するだけでなく、問題を解いて自分の力を試してください。知識を詰め込むことと、覚えた知識を使って解答することのバランスが大事です。テキスト学習の段階ではイマイチ分かっていないと思っても問題を解いてみましょう。どこが分かっていないのかが明確になります。

また、資格試験なので、「ひっかけ問題」のようなものも出ます。ひっかけ問題で凡ミスをしないためにも、過去問をこなして、出題傾向や回答のコツをつかむ必要があるでしょう。

完璧に覚えることより、合格点を取ることを目指せばOKです

勉強するための時間と場所を確保しましょう

試験勉強で大事なのは集中力です。だらだらと何時間も勉強するより15分でも見つけてテキストを読み問題を解くようにしましょう。特に社会人の方は、1日に20分でも集中できる時間を確保できれば十分です。その代わりその時間はしっかり集中してください。

家族に宣言

こそこそ勉強しないで、試験のために勉強時間を確保していると家族に言っておきましょう。家族に言うと、テレビの音量を下げてくれたり、家事を減らしてもらえたりと、協力を期待できます。落ちたら恥ずかしいという気持ちで意気込みがでます。また何もいわずに、こそこそ勉強していると、家族もそっけなくなってしまいますしね。いっしょに合格を祝ってもらいましょう。

学習できる場所を確保する

パソコンやテレビなどのある場所では、勉強に身が入りません。図書館、ファミレス、カフェなど、必ず勉強できる場所に行きましょう。

ファミレス
ファミレスは勉強に最適な場所です。ドリンクバーを頼んでしまえば、あとは勉強することができます。最近は、カウンターなど、お一人様用の席があるレストランもあり、土日には勉強している社会人がたくさんいます。夜遅くまでやっているのもよい点です。昼食時間帯などは迷惑になる場合もあるので気をつけましょう。大学の近くなどでよくある学習お断りのファミレスでは勉強しないようにしましょう。

カフェ(ドトールなど)
ドトールなどのチェーン系カフェは、土日や夜は試験勉強の場所になっていることが多いです。みんな試験勉強しているので、自分もがんばろうという気持ちになれるのがよいところです。スタバは机が大きくないのと騒々しい場所に立地していることが多いのでイマイチです。。ドトールの弱点はタバコ臭いところです。しっかり分煙されているドトールを探しましょう。

有料自習室
勉強専用の自習室がレンタルできるのでネットで探してみてください。一月あたりで料金を払うところが多く、高いのが弱点です。自習室だけ借りるぐらいなら、自習室を利用可能な専門学校で講座をとってしまったほうがお買い得感がある場合もあります。

図書館や自治体提供の学習室
街によっては公民館や図書館で学習室を提供しているところもありますから、地元の図書館のサイトや市役所にお問い合わせください。たとえば、東京都府中市立図書館や調布市文化会館には学習室があります。在住市民限定のところが多いので事前に利用条件を確認しておきましょう。また、東京都稲城市では図書館にカフェがあって、コーヒーをいただきながら本を読むことができます。ファミレスと同じく自習禁止の図書館で勉強するのはやめましょう。

電車で学習

通勤通学中の電車の中は、問題集を解いたり、昨日学習したところを復習するのに最適な場所です。朝はアタマがすっきりしているので、昨日の復習に適しています。通勤中に手に持てるサイズの参考書も売っているので、そういうのを活用して問題数をこなしましょう。

文庫本サイズの参考書:
[外務員必携2対応] 証券外務員二種の試験対策 (資格合格文庫)

タブレット・電子書籍
最近流行のiPadやkindleなどで学習するのもいいですね。タブレットを持っていなくても、スマホで本の写真を取ってしまえば、スマホで勉強することも出来ます。

試験別の独学法・勉強法は、以下の記事をご覧ください。