証券外務員試験の合格点、難易度、勉強時間の目安

最終更新日:2016/10/04

証券外務員試験の難易度や勉強時間の目安をまとめました。金融経済への興味や大学の専攻など、人それぞれ経験や持っている前提知識が違うので、大まかな目安になります。

合格ラインは7割!

この試験は、70%以上の正解、つまり300点中210点で合格します。

他の資格試験と違って、合格者の調整が行われないので、(正答率が低かったから合格者を増やすといった、合格人数の調整はない)単に70%を取れば必ず合格します。つまり、他の人との勝負はなく、自分との戦いです。

難易度と勉強時間の目安

この試験(二種外務員)の合格率は毎回60%程度です。
単純計算ですが、100人受験すると60人程度が合格するということになります。ただし、前述のとおり70%正解すれば合格するので、他の受験者のレベルがどうとかは、まったく関係ありません。しっかり勉強し、傾向と対策をつかみ1回で合格を目指してください。

証券会社などの金融機関に勤める社会人の場合

金融機関に就職した方は、必ず合格するように気を引き締めて試験に臨みましょう。
この資格がないと仕事ができません。この試験の合格率60%というのは、大学生などの受験者も含めた割合です。これから証券会社で働く人にとって証券外務員試験の知識は基礎となる業務知識です。夜に勉強するのは辛いですが、落ちると恥ずかしいレベルの内容ですので必死にがんばりましょう。

私の場合、会社の同期は、二種も一種もほとんどの人(90%ぐらい)が合格していましたし、周りに聞いても、どこの会社でも毎年ほぼ新人全員が合格する試験だそうです。わずかながらいる不合格の人も、おそらく、勉強をサボっていたか、社会のような暗記科目が、とことん苦手な人(理系の人が落ちていた)や今まで文学部など金融の知識がまったくない人でした。とはいえ、社会人として金融機関で働くわけなので、不合格の言い訳なんて理由になりません。。

経済学部を出身者なら数時間勉強しただけで受かるということもあります。しかし、上記の通り不合格になる人もいます。会社によって違いますし、人によっても違うので3回も、4回も受ける人もいます。落ちてもあきらめずに、仕事と並行してがんばって取り組みましょう。

146 : 名無し検定1級さん : 2009/01/25(日) 07:50:16

最近は地銀でも内定者時代に2種をとらされるだろうけど、
遊びたくてもちゃんととっておいた方がいいからな。

新人のうちは仕事内容はみんな変わらないから試験で評価されることが多い。
9割近くの人は2種をとって入って来るだろうから、とってないと最初の研修で肩身の狭い思いするかもね。

全く初めての人。社系学部(経済・経営など)出身ではない方

この分野を学ぶのは初めてという方は、約1~2ヵ月、1日1時間程度の学習時間を見込んでください。

文学部の出身者など、いままで経済、金融について全く学習したことがない方は、まずは「証券って何」ということをざっくり理解しましょう。その後、試験対策に入ります。覚えることは多いですが、難しいことはありません。ただひたすら参考書を手にして、覚えまくるだけです。

預金と貯金の違い、直接金融と間接金融の違いなど、現段階では全く知らなくても、問題集で自信をつけて、試験に臨めば、必ず合格する試験です。

多少は知っている人。経済学部・商学部の大学生

以下のように、金融の知識がある人は、1ヶ月以内の勉強時間で十分に合格できる可能性があります。
・「日経新聞ぐらいは平気で読める」
・「簿記やフィナンシャルプランナーの資格を持っている」。

FPをもっている人なら、1、2週間の勉強でも合格できるかもしれませんが、油断してはいけません

まとめ

この試験は、他の資格試験同様、ひたすら理解して覚えるだけなのですが、内容的にもレベル的にも「自動車運転免許並みの理解力と記憶力」があれば受かります。つまり、じっくり粘りのある学習が求められるというよりは、試験によく出るところをさっさと覚える要領の良さがものをいう試験です。時間をかけずに勉強し、合格を目指すのが合格のポイントですね。

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